仙台空港が新型コロナ対策として導入した警備ロボットや非接触型のチェックイン機など新しい機器が公開されました。
仙台空港では新型コロナ対策を強化したうえで、2年前から運休が続いている国際線を、2022年10月から再開することを目指しています。
その計画の一環として導入した新しい機器が4月26日、報道各社に公開されました。
2022年2月に2台導入した警備ロボットは、時速1.4キロで空港内をくまなく回り、4つのカメラで撮影した映像を、リアルタイムで防災センターに送ります。
センサーを使って人との衝突を防ぐほか、遠隔の通話機能も備わっていて、利用客がロボットに手を近づけると防災センターにいる警備員と話すことができます。
災害時などに警備員から利用客に向けてアナウンスをすることも可能です。
再開を目指す国際線には、指を近づけるだけで操作ができる画面の付いた自動チェックイン機を新たに導入し、画面に触れずに搭乗手続きができます。
また清掃用のロボットを3台導入したほか、換気設備も充実させたということです。
仙台国際空港の岡崎克彦航空営業部長は「安全な空港であることをアピールすることで利用者の回復につなげたい」と話していました。