京都府
「緊急事態宣言」の延長要請を決定

2021年5月6日

京都府は、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、感染状況が改善していないなどとして、5月11日が期限の緊急事態宣言を延長するよう、国に要請することを決めました。

京都府は、5月6日午後6時から対策本部会議を開き、このなかで担当者が府内の感染状況について、直近1週間の感染者数は1日平均100人を超えて高止まりの状況にあり、今後も注視が必要だと報告しました。

これについて、京都府医師会の松井道宣会長は「4月、緊急事態宣言が出されたが、効果が十分に出ているとは言えない。重症者の人数は『第3波』を上回っており、病床が今後、足りなくなることも十分に考えられる」と指摘しました。

これを受けて西脇知事は「医療崩壊を招かないためにも、引き続き人の流れを止め、飲食での感染リスクを抑える強い措置が必要だ」と述べました。

こうした議論を踏まえ、会議では、5月11日が期限の緊急事態宣言について、延長するよう国に要請することを決めました。