兵庫県 緊急事態宣言の延長を国に要請
対策本部会議で決定

2021年5月6日

兵庫県は新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、5月11日に期限となる緊急事態宣言について、県内の医療提供体制のひっ迫が続いていることなどから、国に宣言の延長を要請することを決定しました。

兵庫県は、5月11日に期限となる緊急事態宣言への対応を協議するため、5月6日午後5時から新型コロナウイルスの対策本部会議を開きました。

会議の冒頭、井戸知事は「病院に入院すべきなのに待機している人が1700人を超え、医療現場で十分なサービスの提供がない状況だ。『宣言の期限が来たからあとは大丈夫』とは評価できない」と述べました。

そして、会議では、5月5日時点で、病床使用率が78.5%、重症病床使用率は74.5%と医療提供体制のひっ迫が続いていることなどを踏まえ、国に緊急事態宣言の延長を要請することを決定しました。

県としては、宣言の延長によって人の流れを引き続き抑制し、感染の拡大を抑え込みたい考えで、井戸知事が記者会見して県民に呼びかけを行うことにしています。