兵庫県 緊急事態宣言
国に発出要請することを決定

2021年4月21日

兵庫県は新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、感染拡大に歯止めがかからず、医療崩壊の危機にあるとして、国に対し、兵庫への緊急事態宣言の発出を要請することを決定しました。

兵庫県内では4月21日、1日としては過去最多の563人の感染が新たに確認されるなど、感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。

こうした中、兵庫県は対策本部会議を開き、井戸知事は「患者数に減少の兆しがなく、医療状況も大変ひっ迫している。一段高い厳しい対応が迫られている」と危機感を示しました。

兵庫県内では患者の急増によって、4月20日現在で、重症病症の使用率が76.7%に達し、入院先が見つからず自宅などで待機している患者も1074人に上っています。

こうした状況を踏まえ、これまで「まん延防止等重点措置」に基づいて飲食店などへの営業時間の短縮要請を行ってきたものの、感染拡大に歯止めがかかっていないとして、国に対し、兵庫への緊急事態宣言の発出を要請することを決定しました。