愛知 常滑の野外音楽フェスで
クラスター発生 酒提供などで批判

2021年9月7日

8月29日に、愛知県常滑市で行われた野外の音楽フェスティバルで、参加者に新型コロナウイルスのクラスターが発生したことが県の関係者への取材でわかりました。このイベントは感染防止対策を徹底しないまま酒を提供したなどとして批判されていました。

愛知県は8月7日、先に常滑市で開かれたイベントに参加していた10代から20代の男女14人の感染が確認され、新型コロナウイルスの感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

県の関係者によりますと、このイベントは8月29日に開かれた野外の音楽フェスティバル「NAMIMONOGATARI2021」で、県などは感染防止対策を徹底しないまま酒を提供していたなどとして主催者に抗議していました。

このイベントではSNSに投稿された動画に多くの若者が密集してマスクを外したり歓声をあげたりしている様子が映っており、県と名古屋市では参加者を対象に無料でPCR検査を実施していました。

県はこれまでこの検査で2人の感染が確認されたと発表していますが、今回、クラスターと認定した14人の詳しい状況については明らかにしていません。