東京都 デパートなどへの休業要請しない方向
4回目の宣言で

2021年7月8日

東京都は、今回・4回目の緊急事態宣言のもとでは、前回の宣言で行ったデパートなど大規模施設への休業要請は実施しない方向で調整しています。

都内で、新型コロナウイルスの感染の再拡大に歯止めがかからない中、政府は4回目となる緊急事態宣言を出す方針です。

都は、新たな宣言の期間中に講じる措置の内容を検討していて、今回はデパートや映画館など大規模施設への休業要請は実施しない方向で調整しています。

大規模施設に対しては、2021年4月25日からの3回目の緊急事態宣言で全面的な休業を要請し、再延長された6月1日から20日までは土日のみの休業要請や時短の要請に切り替えました。

現在は、まん延防止等重点措置のもとで営業時間を短縮するよう要請していて、4回目の宣言のもとでは休業要請は行わないものの時短要請を継続する方向です。

一方、酒を伴う飲食の場で感染リスクを抑えるため、前回の宣言のときと同様に飲食店に対しては酒を提供しないよう要請する方針で、政府の方針を踏まえて具体的な措置の策定を急いでいます。

小池知事「いかに実効性上げるかも重要」

東京都の小池知事は、4回目の緊急事態宣言のもとで飲食店に対して酒の提供の停止を求める方針について「そこが急所と考えているか」と記者団から問われたのに対して「いくつも急所がある。いかに実効性を上げるかということも重要だ。総合的に考えていきたい」と述べました。