札幌市 小中学校40校余が
休校や学級閉鎖の対応

2021年9月2日

8月から2学期が始まった札幌市の小中学校では、児童・生徒などの新型コロナウイルスの感染が相次ぎ、9月2日時点で40校余りが休校や学級閉鎖の対応をとっています。

緊急事態宣言が出されている北海道では、札幌市で8月18日に小学校、8月23日に中学校で2学期が始まっています。

一方、児童や生徒などの新型コロナウイルスの感染確認が相次いでいて、札幌市は9月1日、市内の小学校で感染者の集団=クラスターが発生したと発表しました。

この小学校では9月1日までに児童9人と教職員1人の合わせて10人の感染が確認され、9月3日まで休校となっています。

市によりますと、このほか、9月2日時点で小学校と中学校の合わせて46校61学級が学級閉鎖の対応をとっています。

市は市立の幼稚園や小中学校で感染者が一人でも出た場合、感染の拡大を防ぐため、学級閉鎖などの対応をとっています。

一方、オンラインでの学習環境を確保するため、9月13日から、児童や生徒に1人1台配られているタブレット端末の持ち帰りを許可することにしています。

このほか、修学旅行などの宿泊を伴う研修は当分の間見合わせるよう通知しているほか、運動会は無観客を条件に実施を認めるなどの対策をとっています。

道立の17校が休校や学級閉鎖

8月から2学期が始まった北海道の道立の学校では、生徒などの新型コロナウイルスの感染で合わせて17校が休校や学級閉鎖などの対応をとっています。

北海道教育委員会によりますと、260近くある道立の高校と中等教育学校それに特別支援学校のうち、生徒や教職員の感染確認に伴い休校や学年閉鎖、学級閉鎖の対応をとっているのは、9月1日時点で合わせて17校に上っています。

内訳では、休校が3校、学年閉鎖が2校、学級閉鎖が12校となっています。