神奈川 県立高校と中等教育学校で分散登校へ
登校生徒は3割に

2021年8月26日

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて神奈川県は、県立の高校と中等教育学校で登校する生徒を減らすため、オンライン学習を組み合わせて分散登校を行うことになりました。

新型コロナウイルスの感染が子どもにも広がっていることを受けて、神奈川県は8月26日対策本部会議を開き、140ある県立の高校と中等教育学校について、登校する生徒の数を減らすため9月1日から12日までの期間、分散登校を行うことを決めました。

具体的には、1、2年生は週1日、3年生は週2日の登校とし、それ以外の日はオンラインなどで学習するということで、登校する生徒は30%に減るということです。

さらに、この期間中は、文化祭や体育祭などの学校行事や部活動も原則として行わないとしています。

県教育委員会は今後、市町村に対し、分散登校などを検討するよう要請することにしています。

また、会議では、保育園や小学校などに通う77万人の子どもを対象に1人当たり2回分の抗原検査キットを配布することも決まりました。

学校などを通して、各家庭に配布するということで自宅で簡単に検査できるようにすることで学校などでの感染拡大を抑え込むことがねらいです。

黒岩知事は「学校が始まる中で、子どもの感染防止対策が喫緊の課題になっている。熱などの症状がある時は登校させないでほしい」と呼びかけていました。