アメリカの政府は毎年、「勇気がある女性」に賞を贈っています。人権を大切にするためや、女性の地位を上げるために勇気を出して活動した人を、世界中から選んでいます。
今年は、日本の自衛隊の隊員だった五ノ井里奈さんなど12人を選びました。アメリカの政府は「五ノ井さんは、自衛隊で性被害を受けたことを訴えました。自衛隊が、女性も男性も安心して働くことができる所に変わっていくきっかけになりました」と言っています。
賞を贈る式で、バイデン大統領の妻のジルさんは「みなさんは、怖くても、自分やみんなのために頑張りました」と話しました。
五ノ井さんは「被害を訴えたあと、悪口を言われました。しかし『あなたは間違っていない』という言葉に、心を助けてもらいました」と言いました。