神戸大学の研究グループによると、2022年、鹿児島県の大隅半島の山の中で、キノコのような植物が見つかりました。
植物には、1.5cmぐらいの変わった花が咲いていました。光合成をしない珍しい植物の「タヌキノショクダイ」に似ていました。しかしよく調べると、花の形やDNAなどが大きく違っていました。
このため、この植物は新しい「種」であることがわかりました。そして、それだけではなくて植物の分類で「種」の上のレベルの「属」でも新しいことがわかりました。新しい「属」の植物は、日本では100年ぐらい見つかっていませんでした。
研究グループは植物に「ムジナノショクダイ」という名前をつけました。グループの末次教授は「歴史に残るすばらしいことです」と話しました。