17日、日本で有名な文学賞の発表がありました。「芥川賞」は、埼玉県で生まれた九段理江さんの「東京都同情塔」に決まりました。
小説の中で、犯罪をした人が入って気持ちよく生活するための高いビルが東京にできます。このビルをデザインした女性は、犯罪をした人に厳しくない社会に悩みます。そして、文や絵をつくるAIが普通になった社会の、ことばの使い方にも悩みながら強く生きていきます。
九段さんは、AIを使ってこの小説を書いたと話しました。
そして「時々、悩んだことをAIに相談します。AIと話して自分が思ったことを、主人公が言うことばに使ったこともありました。これからもAIをうまく利用しながら、自分の力を出すことができる小説を書いていきたいです」と話しました。