熊本県球磨村では、400年ぐらい前から曲げわっぱを作っています。淋正司さんは、その技術者です。
まず、厚さ5mmの板を熱い湯に入れます。柔らかくなったら、冷たくならない間に丸く曲げます。1週間ぐらい乾かしたあと、ヤマザクラの木の皮で留めます。そして、使いやすくて美しい曲げわっぱができます。
ご飯をおいしく食べることができるため、最近はお弁当の箱に使う曲げわっぱが人気になっています。
淋さんは曲げわっぱのよさを知ってもらうために、作り方を教える会を開いています。
会に参加したあとで、お弁当の写真を送ってくれた人がいます。淋さんは「とてもうれしいです。すばらしいお弁当を作ってもらって曲げわっぱも喜んでいます」と話しました。