高知県南国市の人たちは毎年、「ごめんなさい」と謝る気持ちを書いたはがきのコンクールを開いています。南国市には「後免(ごめん)」という名前の所があるからです。
今年も日本のいろいろな所からはがきが届きました。集まった1688枚の中から、賞を決めました。
1番の賞になったはがきには、亡くなったおばあさんに51年前のことを謝る気持ちが書いてあります。はがきを書いた男性が中学生のとき、学校の運動会でおばあさんが弁当を届けてくれました。しかし、恥ずかしい気持ちがあっておばあさんを家に帰らせてしまいました。男性は「ばあちゃん、本当にごめんなさい」とはがきに書きました。
コンクールを開いた人は「言うことができなかった『ごめんなさい』をはがきに書いたら、気持ちが楽になると思います」と話しました。