絵本の「だるまちゃん」シリーズなどをかいたかこさとしさんは、5年前に92歳で亡くなりました。
かこさんの娘の鈴木万里さんが、発表されていないかこさんの作品を見つけました。
この作品は、「くらげのパポちゃん」という題です。主人公のくらげが、男の子のお父さんが戦争で亡くなったことを知ります。そして、遠い南の海に沈んでいる男の子のお父さんをさがすために頑張る話です。
かこさんが最初の絵本を出す前の1950年から55年に書いた話のようです。
鈴木さんは「父は、もう戦争をしてほしくないと思ってこの話を書いたと思います。日本でも戦争があったことを覚えておいてほしいです」と話しています。