「公衆電話」は町の中や駅にある電話です。大きな地震などの災害のとき、ほかの電話よりつながりやすくなっています。兵庫県赤穂市の小学校で4日、6年生の子どもたちが公衆電話の使い方を勉強しました。警察や消防にかけるやり方や、災害のときに伝言を入れたり聞いたりする「171」の使い方などです。
NTT西日本によると、兵庫県にある公衆電話は今年3月で5000台ぐらいでした。阪神・淡路大震災があった1995年の約15%に減りました。勉強をした子どもたち52人の中で、公衆電話を使ったことがあるのは1人だけでした。
子どもたちは、受話器を上げてからお金などを入れる使い方をチェックしたり、伝言を入れる練習をしたりしました。子どもたちは「思っていたより簡単でした。災害のときは171にかけます」などと話しました。