公衆電話使えますか?災害時には「171」小学校で体験教室 兵庫

公衆電話を使ったことのない世代が増える中、災害などの緊急時に優先的につながる公衆電話の使い方を知ってもらおうと、兵庫県赤穂市の小学校で、体験教室が開かれました。

体験教室には、兵庫県赤穂市の尾崎小学校の6年生が参加し、日本公衆電話会の職員が、
▽公衆電話の基本的な使い方や
▽緊急通報の仕方
それに、
▽「声の伝言板」とも言われる災害用伝言ダイヤル「171」の利用方法を説明しました。

NTT西日本によりますと、兵庫県内にある公衆電話はことし3月末時点で5121台で、阪神・淡路大震災が起きた1995年の3万3000台余りと比べると、およそ15%にまで減っています。

6年生52人のうち、公衆電話を使ったことがあるのは1人だけで、児童たちは、受話器を上げて硬貨やテレホンカードを入れる手順を確認したり、災害用伝言ダイヤルで家族への伝言を吹き込む訓練をしたりしました。

児童たちは「思っていたより簡単に使えたので、災害の時には171にかけます」などと話していました。

日本公衆電話会関西統括支部の水田泰弘事務局長は「災害が起きた時に公衆電話は役立つので、使い方に慣れてほしい」と話していました。