俳優の黒柳徹子さんは1981年に「窓ぎわのトットちゃん」という本を出しました。この本は、黒柳さんの小学校の先生や友達との思い出が書いてあります。20以上の外国語に翻訳されて、世界でたくさんの人が読みました。
42年が過ぎて、黒柳さんはこの本の続きの「続 窓ぎわのトットちゃん」を出しました。新しい本には、1945年に戦争で東京にたくさんの爆弾が落とされたことや、俳優になって留学したことなどが書いてあります。
黒柳さんは「ウクライナの子どもたちのことを考えたとき、戦争のとき子どもだった自分を思い出しました。子どもは、戦争で自由がなくなって、何もしてはいけないということがいちばん嫌だと思います。そのことを考えて書きました」と話しました。