8月15日、太平洋戦争が終わってから78年になりました。
東京の日本武道館では、戦争で亡くなった約310万人のために祈る式がありました。台風のため、出席した人は予定より少ない1855人でした。
式では、昼12時から1分、みんなで静かに祈りました。
天皇陛下は「過去のことを深く反省して、戦争がまた起こらないことを強く願います。国民のみなさんと一緒に、戦争で亡くなった人のことを思って祈ります。世界の平和と日本の発展を祈ります」と話しました。
戦争が終わってから78年が過ぎて、亡くなった人の家族で式に出席した人の75%以上が70歳以上になりました。
式には、曽祖父が戦争で亡くなった7歳の小学生も出席しました。小学生は「戦争は人の命だけではなくて、人の心も奪います。悲しくなるので絶対にしてほしくないです。戦争がない日がずっと続いてほしいです」と話していました。