山梨県によると、富士山に山梨県側の「吉田口」の道から登った人は、7月1日から30日までに6万4000人ぐらいいました。新型コロナウイルスが広がる前の2019年より増えています。
これからお盆の休みなどに登る人がもっと増えると、道が混んで転ぶ危険などが高くなります。このため、山梨県は警察と一緒に、登る人が多くなりすぎないように考えることにしました。
県は、登る人が1日に4000人より多くなる場合、それ以上登らないようにすることを考えています。登っている人の数は赤外線のセンサーなどで調べます。
山梨県の知事は「富士山がユネスコの世界文化遺産になって今年で10年です。外国から来る人たちの安全もしっかり守りたいです」と話しています。