北海道の標茶町と厚岸町では2019年から、飼っている牛が66頭襲われています。全部同じ1頭のヒグマが襲っていると考えられています。
標茶町で6月25日、カメラに1頭の熊が写りました。体の長さが2mから2.2mで、木に体をこすっていました。
町によると、この熊の毛から調べたDNAの型と、牛を襲っているヒグマのDNAの型が同じでした。牛を襲っているヒグマだとはっきりわかった写真はこれが初めてです。このヒグマは前の日は10kmぐらい遠くの牧場で牛を襲っています。
標茶町の人は「体全部に黒い毛があることや、1日にどこまで行くかがわかりました。どうやって捕まえるか考えたいです」と話しています。