今年ことし3月がつ、岩手県久慈市いわてけんくじしにある約やく9000万まん年ねん前まえの地層ちそうで、小学校しょうがっこう2年生ねんせいの久保くぼ佑ゆうさんが亀かめの下したあごの化石かせきを見みつけました。

早稲田大学わせだだいがくの平山ひらやま廉れん教授きょうじゅが、久保くぼさんが見みつけた化石かせきと、周まわりで見みつかった甲羅こうらなどの化石かせきを調しらべました。その結果けっか、今いまはいなくなった「リンドホルメミス科か」の亀かめの仲間なかまだとわかりました。

この仲間なかまはモンゴルや中国ちゅうごくなどで見みつかっています。しかし、久慈市くじしで見みつかったものは甲羅こうらのうろこの形かたちが違ちがっているので、新あたらしい種類しゅるいだとわかりました。この仲間なかまの下したあごの骨ほねが見みつかったのは初はじめてです。

平山ひらやま教授きょうじゅは「これはリクガメの祖先そせんです。あごの化石かせきは初はじめて見みつかったので、大おおきな発見はっけんです」と言いいました。

久保くぼさんは「うれしかったです。化石かせきを掘ほるのは昆虫こんちゅうを探さがすみたいで楽たのしいです」と話はなしていました。