日本代表スキージャンプ

北京オリンピック・パラリンピック日本代表選手のプロフィールを競技別にお伝えします。

小林陵侑 こばやし・りょうゆう

【生年月日】1996/11/8

【出身地】岩手県

プロフィール

小林陵侑選手は、岩手県八幡平市出身の25歳。クロスカントリー選手だった父親の影響で、6歳の時からジャンプ競技を始めました。岩手県にある盛岡中央高校では、ジャンプとクロスカントリーで競うノルディック複合にも取り組みましたが、高校卒業後は、葛西紀明選手が監督を務める札幌市の企業チームに所属し、ジャンプ競技に専念しました。2018年ピョンチャンオリンピックはノーマルヒルで7位。2018-19年シーズンのワールドカップ第2戦で初優勝し、年末年始に行われる伝統の「ジャンプ週間」では、4戦全勝で総合優勝という史上3人目の快挙を達成しました。このシーズンはワールドカップで13勝し、ジャンプ男子で日本選手初となるワールドカップ総合優勝も果たしました。2020-21年シーズンは開幕戦で27位。その後も1回目のジャンプで上位30人以内に入れない時があるなど苦戦を強いられましたが、終盤に3勝を挙げ、ワールドカップの勝利数で師匠の葛西選手を抜いて日本の男子では単独最多となる通算19勝としました。2021-22年シーズンは、新型コロナウイルスの検査で陽性と判定されたり、スーツの規定違反で失格になったりするなど欠場した試合が多い中でも勝利を重ね、自身の持つ日本男子のワールドカップ最多勝利数を通算25勝に更新し(1月8日時点)、好調を維持。「ジャンプ週間」では、4戦で3勝をあげ2回目の総合優勝を果たしました。持ち味は高い運動能力を生かしたダイナミックなジャンプで、プレッシャーのかかる2回目にヒルサイズを超えるような大きなジャンプを出す勝負強さも持ち合わせています。ともに代表に内定した兄の潤志郎選手や、姉の諭果選手、弟の龍尚選手もジャンプの選手で、スキー界では「小林4きょうだい」としても知られています。また「ジャンプをもっとメジャーな競技にしたい」と動画投稿サイトに私生活や競技についての発信も続けています。

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