高校野球 センバツ 優勝の健大高崎 地元で大勢の人が出迎え

センバツ高校野球で群馬県勢として初めて優勝した高崎健康福祉大高崎高校の選手たちが4月1日、地元の高崎市に戻り、大勢の人たちの出迎えを受けました。

健大高崎高校は2年連続7回目の出場となるセンバツ高校野球の3月31日の決勝で兵庫の報徳学園に3対2で勝ち、群馬県勢として初めてセンバツ優勝を決めました。

選手たちは4月1日午後3時すぎ、新幹線でJR高崎駅に到着し「祝!全国制覇紫紺の優勝旗群馬の地に!」などと書かれた横断幕が掲げられる中、大勢の人たちの出迎えを受けました。

駅前ではセレモニーが行われ、青柳博文監督が駅長から花束を受け取ったあと「『高崎から日本一』をテーマにやってきて、やっと夢がかないました。夏の甲子園に行ける保証はないので、群馬県で勝つためにもう一度練習を重ねて春夏連覇にチャレンジしたい」と述べました。

セレモニーを見ていた女性は「選手たちを生で見られて『感動をありがとう』『おめでとう』という気持ちでいっぱいです」と話していました。

また、健大高崎の野球部OBの男性は「全国制覇して帰ってきてくれてうれしいです。監督もずっと日本一と言っていたのでよかった」と話していました。

選手たち 学校での報告会に出席「応援が心のエネルギーに」

選手たちは、1日の午後4時40分ごろから学校での報告会に出席しました。

学校では、バスで到着した選手たちに対してほかの運動部の生徒たちが「お疲れ様」と声をかけながら大きな拍手で迎えました。

校舎の前で行われた報告会で、キャプテンの箱山遥人選手は「現地まで応援に来てくれた人たちの応援が心のエネルギーになりました。自分たちはまた夏に甲子園に戻り、全員でうれし涙を流して高校野球を終えたいと思っています。これからも応援をお願いします」とあいさつしました。

生徒会長で陸上部に所属する米山純太朗さんは「自分が在籍している高校の野球部が優勝することは本当にすごいことだと思うのでうれしいです。目の前ですばらしい景色を見たので自分もスポーツをやっている以上、高みを目指すとともに生徒会長の活動にも生かしたい」と話していました。