【全結果 5日目】渡辺一平 花車優 寺門弦輝 本多灯が代表内定

競泳のパリオリンピックの代表選考を行う“一発勝負”の大会は5日目の21日、激戦の男子200メートル平泳ぎの決勝が行われ、渡辺一平選手が優勝、花車優選手が2位となり、ともに設定された派遣標準記録を突破して代表に内定しました。
また男子200メートルバタフライの決勝では、寺門弦輝選手が優勝、この種目の東京オリンピックの銀メダリスト、本多灯選手が2位で代表内定です。

5日目のレースの全結果をお伝えしています。

レースのもようはNHKプラスで配信中↓↓↓(2024年3月28日まで)

★男子 200m 平泳ぎ【決勝】渡辺が優勝 花車が2位 代表内定

北島康介さんなど数々のメダリストが生まれ、日本のお家芸とされる男子200メートル平泳ぎの決勝は、実力者がそろい、今大会最もハイレベルな代表争いとなりました。

渡辺一平 選手

レースは、この種目の元世界記録保持者の渡辺一平選手が、持ち味の大きな泳ぎで前半から先行し、そのあとをおととしの世界選手権で銀メダリストの花車優選手が追う展開となりました。

最後の50メートルでは、好調な23歳、深沢大和選手が追い上げを見せましたが渡辺選手が逃げきり、2分6秒94のタイムで優勝しました。

また、終始、持ち味のテンポのいい泳ぎを見せた花車選手が、2分7秒07のタイムで2位となりました。

2人はともに派遣標準記録を突破してパリオリンピックの代表に内定しました。
渡辺選手は2大会ぶり2回目のオリンピック、花車選手は初めてのオリンピックの切符です。

渡辺一平「世界に強くなって帰ってきたというところ見せたい」

渡辺一平選手は「とてもうれしい。タイムは日本新記録も出せると思っていたし、2分5秒台も視野にレースを進めていたので悔しい部分もある。自分自身の泳ぎに集中していたのが最後に競り勝てた要因かなと思う」と振り返りました。
そのうえで、パリオリンピックに向けて「東京オリンピックの選考では代表落ちを経験して8年ぶりのオリンピックとなるので、しっかりと本番までに努力して、世界の選手に、また渡辺一平が強くなって帰ってきたというところを見せられるようにしたい」と話していました。

花車優「渡辺選手とともにダブル表彰台ねらいたい」

花車優選手は「うれしいのひと言しかない。コーチからもレース前に『絶対いける』と言われて、自分のいちばんいい泳ぎができる自信はあった。自己ベストを更新することもできてそこもすごくうれしい」と興奮した様子で話しました。
そのうえで、自身初となるオリンピックに向けて「200メートル平泳ぎは日本のお家芸なので、自分が金メダルをとって、渡辺選手とともにダブル表彰台をねらいたい」と力強く話していました。

【決勝 結果】派遣標準記録 2:08.48

▽1.渡辺一平 2:06.94 ★代表内定
▽2.花車 優 2:07.07 ★代表内定
▽3.深沢大和 2:07.75
▽4.廣島偉来 2:09.39
▽5.佐藤翔馬 2:09.92
▽6.宮本一平 2:11.33
▽7.大橋 信 2:12.12
▽8.釜田 駿 2:12.86

☆代表内定:渡辺一平(わたなべ・いっぺい)

渡辺一平選手は大分県出身の27歳。平泳ぎを専門とする身長1メートル93センチの大型スイマーで、長い手足を生かした伸びやかな泳ぎが持ち味です。小学2年生で水泳を始め、高校3年生のときにはユースオリンピックの200メートル平泳ぎで金メダルを獲得しました。
そして、2016年の日本選手権では北島康介選手らを抑えて2位となり、リオデジャネイロオリンピックの代表となりました。リオデジャネイロ大会では6位でメダルに届きませんでしたが、その後、脚力の強化などを進め、そのよくとしの2017年には2分6秒67の当時の世界新記録をマークしました。
しかし、2021年の日本選手権では100メートル、200メートル平泳ぎともに3位となり、東京オリンピック出場を逃しました。
その後は「失敗を経験して、誰よりも平泳ぎを楽しんで探求する」という気持ちに変化したということで、同じ平泳ぎのチームメート、深沢大和選手や渡部香生子選手と一緒に練習を積み、課題とする後半の持久力を中心に強化を進めてきました。

☆代表内定:花車優(はなぐるま・ゆう)

花車優選手は香川県出身の24歳。平泳ぎを専門としていて、足首の柔らかさを生かしたキックと、滑るように進むような抵抗の少ない泳ぎが特長で、特にレース後半の追い上げを得意としています。
東洋大入学後から、多くの名選手を育ててきた平井伯昌コーチの指導を受けて力を伸ばし、2018年のユースオリンピックでは、得意の200メートル平泳ぎで金メダルを獲得しました。そして、おととしの日本選手権で200メートル平泳ぎで初優勝を果たすと、続く初出場となった世界選手権で銀メダルを獲得し、飛躍を遂げました。
去年は日本代表入りを逃し、秋には「パリオリンピックに向け心機一転チャレンジしたい」と平井コーチのもとを離れて所属も変更し、現在は本多灯選手などと同じチームで練習を積んでいます。パリ大会に向けては「前回の東京大会は出場をねらえる立場ではなかったので、今回は必ず行きたい」と強い思いで代表入りをねらっていました。

★男子 200m バタフライ【決勝】寺門が優勝 本多2位で代表内定

本多灯選手

男子200メートルバタフライの決勝は、東京オリンピックのこの種目の銀メダリスト、本多灯選手が、けがをしている左足首に痛みが残る状態ながら力強いキックで先行し、前半の100メートルをトップで折り返しました。

寺門弦輝 選手

このあとも本多選手がリードしましたが、最後の50メートルで21歳の寺門弦輝選手が本多選手を追い上げてフィニッシュ手前で逆転し、1分54秒07のタイムで優勝しました。本多選手は1分54秒18のタイムで2位でした。

2人はともに派遣標準記録を突破してパリオリンピックの代表に内定しました。
寺門選手は初めてのオリンピック、本多選手は2大会連続のオリンピックの切符です。

寺門弦輝「大きな舞台 楽しむという気持ちで頑張りたい」

寺門弦輝選手は「結果よりも最大限に楽しむことを頭に置いてレースをしたので、それで緊張がほぐれて、良い状態でレースができたのかなと思う」と振り返りました。そのうえでパリオリンピックに向けて「緊張するとは思うが、限られた人しか出られない大きな舞台なので、楽しむという気持ちで頑張ろうと思う。自分はあまり体が大きくないが、ほかの人よりもタフな練習を積んできているので、力強い泳ぎで最後まで泳ぎたい」と意気込みを話しました。

本多灯「夢だと思っていた金メダルが目標に変わった」

本多灯選手は「まずは代表権をとれてほっとしている。この種目では2位で悔しいが、自分が今できる最大限のレースができたと思うので、それを前向きに捉えて進んでいきたいと思っている」と話しました。
そのうえで、パリオリンピックに向けては「これまで夢だと思っていた金メダルが目標に変わった。自分が日本のトップだと知らしめるために練習から意識を持ってやって、オリンピックでは全力を出し切れるように、金メダルをとれるように頑張っていきたい」と意気込んでいました。

【決勝 結果】派遣標準記録 1:55.27

▽1.寺門弦輝 1:54.07 ★代表内定
▽2.本多 灯 1:54.18 ★代表内定
▽3.瀬戸大也 1:55.40
▽4.寺田拓未 1:55.45
▽5.丹保 陸1:55.67
▽6.幌村 尚 1:56.76
▽7.阪本祐也 1:56.95
▽8.田中大貴 1:57.91

☆代表内定:寺門弦輝(てらかど・げんき)

寺門弦輝選手は茨城県出身の21歳。両親の影響で幼いころからサーフィンをしていて、海で泳げるようになるため4歳から水泳を始めました。バタフライと個人メドレーを得意としていて、ストロークやキックでの力の使い方やタイミングに優れ、ペースを崩さない力みのない泳ぎが持ち味です。
おととしから、ソウルオリンピック金メダリストの鈴木大地さんなどを育てた鈴木陽二コーチの指導を受けていて、大学日本一を決める去年の日本学生選手権では、200メートルバタフライで、同じ日本大の本多灯選手に次ぐ2位に入るなど、力を伸ばしてきました。
この冬の強化期間は、ターン後のドルフィンキックの強化や、ウエイトトレーニングによる筋力アップに力を入れ、初めてのオリンピック出場を目指してきました。

☆代表内定:本多灯(ほんだ・ともる)

本多灯選手は神奈川県出身の22歳。バタフライを得意としているほか、個人メドレーや自由形でも国内トップレベルの実力を持つ、日本男子のエースです。
3歳で水泳を始め、その後、神奈川県大和市のスポーツクラブで実力を伸ばしました。力強いキックと終盤の追い上げが持ち味で、2019年の世界ジュニア選手権の200メートルバタフライで銀メダルを獲得して頭角を現すと、初出場となった3年前の東京オリンピックでも銀メダルを獲得し、一気に注目を集めました。
その後も200メートルバタフライでは、おととしと去年の世界選手権で銅メダルを獲得し、2月にカタールで行われた世界選手権では直前に足首を痛めながらも自身初の金メダルを獲得しました。
人生最大の目標という「オリンピックでの金メダル獲得」をパリ大会では目指していて、全身を使って打つキックや持久力の強化などを進めてきました。去年のアジア大会では男子のキャプテンを務めるなど、明るい性格で日本代表を引っ張る存在となっています。

【解説】本多灯“けがと戦いながら2大会連続五輪へ”

“あの舞台で金メダルを”。

日本男子のエースはけがと戦いながら2大会連続のオリンピックの切符をつかみました。

日本男子のエースとして臨む“一発勝負”の代表選考。
しかし、けがの影響は大きく万全の状態とは言えませんでした。今大会、最初の出場となった400メートル個人メドレーでまさかの予選落ち。

レース後、本多選手は「やれることをやろうと思っていたが、どこか自分の中でブレーキをかけている部分があったのかなと思う。足首はまだちょっと痛みが出る感じで、かばって泳ぐような感じだ」と話しました。

不安が残る中、20日に行われた大本命の男子200メートルバタフライ予選。本多選手は全体2位のタイムで通過しましたが「泳ぎ終わったあと少しだけ違和感がある」と話しました。

それでも準決勝は全体トップで通過し、迎えた決勝。本多選手は、前半から力強いキックで先行し、終盤で同じ大学の後輩、21歳の寺門弦輝選手に逆転されたものの2位となり、パリオリンピックの代表内定を決めました。

決勝のあと本多選手は「足の状態は100%ではなかったが、自分が今できる最大限のレースができた。オリンピックでは全力を出し切れるように、金メダルをとれるように頑張っていきたい」と話しました。

けがを抱えながらもエースとしての自覚でパリの切符をつかんだ本多選手。見据えるのは“いちばん輝く色”のメダルだけです。

★女子 100m 自由形【決勝】池江が優勝も代表内定ならず

女子100メートル自由形の決勝では、すでに女子100メートルバタフライでパリオリンピックの代表内定を決めている池江璃花子選手が前半、伸びやかな泳ぎで3番手で折り返すと、得意の後半、大きなストロークで逆転し、54秒15のタイムで優勝しました。しかし、設定された派遣標準記録を突破できず、2種目目となる代表内定はなりませんでした。

池江璃花子 選手

池江璃花子「思っていたレースプランできず残念」

池江璃花子選手は「本当に疲れた。53秒台が出なかったのも悔しいし、思っていたレースプランをできなかったのも残念だ。高校生の時は、寝たら疲れがとれていたが、年齢を重ねると体力を温存できなくなると感じたので、今後、リカバリーの仕方も改善していきたい」と話しました。
また、今大会残る50メートル自由形に向けては「標準派遣記録を切れるか、切れないかの瀬戸際だと思うので、諦めないで楽しみながらやりたい」と話していました。

【決勝 結果】派遣標準記録 53.12

▽1.池江璃花子 54.15
▽2.池本凪沙 54.20
▽3.神野ゆめ 54.84
▽4.松本信歩 55.07
▽5.増田 葵 55.33
▽6.廣下菜月 55.37
▽6.山本葉月 55.37
▽8.平井瑞希 55.50

==大会5日目【そのほかの全結果】==

★男子 100m 自由形【決勝】松元克央が優勝も2つめの内定ならず

男子100メートル自由形の決勝では、すでに200メートル自由形でパリオリンピックの代表内定を決めている松元克央選手が前半は3番手で折り返すと、持ち味の大きな体格を生かしたダイナミックな泳ぎで後半逆転し、48秒28のタイムで優勝しました。

しかし、設定された派遣標準記録を突破できず、2種目目となる代表内定はなりませんでした。

松元克央「100mでも世界と戦えるようになりたい」

松元克央選手は「派遣標準記録を切れたら良かったが、今の状態にしては良いレースができた。本命の200メートル自由形のために、100メートルでも世界と戦えるようになりたい」と話しました。
また、今大会残る100メートルバタフライに向けては「200メートルと100メートルの自由形で優勝することができたので、この勢いで自信を持ってレースをすれば勝てると思うので、自分にできると言い聞かせて頑張りたい」と話していました。

【決勝 結果】派遣標準記録 47.97

▽1.松元克央 48.28
▽2.関 海哉 48.83
▽3.溝畑樹蘭 48.98
▽4.中村 克 48.99
▽5.松本周也 49.07
▽6.坂田怜央 49.33
▽7.五味智信 49.41
▽8.柳本幸之介 49.65

★女子 1500m 自由形【決勝】蝦名が優勝も代表内定はならず

女子1500メートル自由形の決勝が行われ、パリオリンピックの女子マラソンスイミングの代表に内定している蝦名愛梨選手が16分7秒00のタイムで優勝しましたが、設定された派遣標準記録を突破できず、この種目での代表内定はなりませんでした。

【決勝 結果】派遣標準記録 15:59.92

▽1.蝦名愛梨 16:07.00
▽2.森山幸美 16:12.72
▽3.梶本一花 16:15.40
▽4.青木虹光 16:25.52
▽5.高 遥香 16:44.40
▽6.小原天寧 16:51.32
▽7.花山彩良 16:51.51
▽8.長田友唯 17:09.05

◆女子 200m バタフライ 準決勝 三井が1位で決勝へ

【準決勝 結果】派遣標準記録 2:07.95

▽1.三井愛梨 2:08.42
▽2.牧野紘子 2:08.61
▽3.水口知保 2:09.21
▽4.藤本 穏 2:09.80
▽5.内田かりん 2:10.09
▽6.谷川亜華葉 2:10.36
▽7.奥園心咲 2:10.65
▽8.長谷川涼香 2:10.79
▽9.後野真衣 2:11.67
▽10.石塚宇海 2:12.10
▽11.佐藤梨央 2:12.15
▽12.貝瀬結香 2:12.64
▽13.牟田 楓 2:12.75
▽14.西村麻亜 2:12.80
▽15.宇野莉奈 2:14.25
▽16.関根倖彩 2:14.29

◆女子 200m 平泳ぎ 準決勝 鈴木聡美1位で決勝へ

鈴木聡美 選手

【準決勝 結果】派遣標準記録 2:23.31

▽1.鈴木聡美 2:24.59
▽2.渡部香生子 2:25.05
▽3.今井 月 2:25.39
▽4.加藤心冨 2:26.09
▽5.楠田夢乃 2:26.10
▽6.中澤海凪 2:27.00
▽6.宮坂倖乃 2:27.00
▽8.佐藤琴美 2:27.02
▽9.松本悠里 2:27.14
▽10.中村美羽 2:28.07
▽11.横田心愛 2:28.11
▽12.鍵谷柚月 2:28.52
▽13.石原愛依 2:29.00
▽14.河原彩華 2:29.16
▽15.高橋奈々 2:29.31
▽16.中澤心暖 2:30.53

◆男子 200m 背泳ぎ 準決勝 竹原1位 入江2位で決勝へ

男子200メートル背泳ぎの準決勝は竹原秀一選手が派遣標準記録を上回る1分56秒63のタイムで1位で決勝へ進みました。また5大会連続のオリンピック出場を目指す入江陵介選手も2位で決勝進出です。

2位で決勝へ 入江陵介 選手

【準決勝 結果】★派遣標準記録 1:56.92

▽1.竹原秀一 1:56.63
▽2.入江陵介 1:58.22
▽3.加藤 理 1:58.45
▽4.砂間敬太 1:58.85
▽5.佐藤佑亮 1:58.87
▽6.村上汰晟 1:58.98
▽7.山下結生 1:59.29
▽8.伊藤智裕 1:59.50
▽9.西小野皓大 1:59.53
▽10.内藤良太 1:59.99
▽11.坂井聖人 2:00.12
▽11.飯田光達 2:00.12
▽13.堀田恵路 2:00.32
▽14.井野竜佳 2:00.63
▽15.柳川大樹 2:01.44
▽16.木本憲大 2:02.26

◇女子 50m 背泳ぎ【決勝 結果】

▽1.高橋美紀 28.29
▽2.佐々木美莉 28.32
▽3.竹葉智子 28.62
▽4.亀井涼子 28.66
▽5.秀野由光 28.72
▽6.山崎 光 28.74
▽7.今野凜々香 28.83
▽8.遠藤 渚 29.15

《5日目 夜のレース/スタートリスト》

★は代表内定がかかるレース

◆18:54~男子 200m 背泳ぎ 準決勝

◇世界記録 1:51.92
◇日本記録 1:52.51
★派遣標準記録 1:56.92


【1組】
▽1.井野竜佳(GLOBAL UNION/近大クラブ)
▽2.山下結生(立教大)
▽3.加藤 理(山陰パナソニック/アクアみすみ)
▽4.入江陵介(イトマン東進)
▽5.砂間敬太(イトマン東京)
▽6.内藤良太(八洲電業社)
▽7.木本憲大(イトマン近大)
▽8.坂井聖人(SEIKO)

【2組】
▽1.飯田光達(早稲田大/イトマン東伏見)
▽2.村上汰晟(早稲田大)
▽3.伊藤智裕(日本大)
▽4.竹原秀一(東洋大/はるおか赤間)
▽5.西小野皓大(中京大/メルヘン姶良)
▽6.佐藤佑亮(イトマンアビコ/太成学院大高)
▽7.堀田恵路(フォトライフ/鳥取・パジャ)
▽8.柳川大樹(イトマン港北/明治大)

◆19:06~女子 200m 平泳ぎ 準決勝

◇世界記録 2:17.55
◇日本記録 2:19.65
★派遣標準記録 2:23.31

【1組】
▽1.高橋奈々(筑波大)
▽2.中村美羽(RAYS)
▽3.中澤海凪(ダンロップSC/日大藤沢高)
▽4.楠田夢乃(藤村SS/藤村女子高)
▽5.今井 月(バローHD/東京ドームS)
▽6.佐藤琴美(イトマン新百合丘/八王子高)
▽7.河原彩華(アテナAMC/武南高)
▽8.中澤心暖(あかやまSS/常総学院高)

【2組】
▽1.横田心愛(湘南工大附高/BleikurST)
▽2.石原愛依(auFG)
▽3.鍵谷柚月(東海大)
▽4.鈴木聡美(ミキハウス)
▽5.渡部香生子(MEIGI)
▽6.松本悠里(コナミ西宮/須磨学園高)
▽7.加藤心冨(スウィン鴻巣/春日部共栄高)
▽8.宮坂倖乃(コナミスポーツ)

◆19:18~女子 200m バタフライ 準決勝

◇世界記録 2:01.81
◇日本記録 2:04.69
★派遣標準記録 2:07.95


【1組】
▽1.牟田 楓(福大附若葉高/大野城SC)
▽2.佐藤梨央(東京SC/青山学院大)
▽3.奥園心咲(枚方SS/立命館宇治高)
▽4.水口知保(セントラル目黒/明治大)
▽5.内田かりん(山梨中央銀行)
▽6.牧野紘子(あいおいニッセイ/東京ドームS)
▽7.貝瀬結香(東京SC/戸山高)
▽8.関根倖彩(スウィン大教/春日部共栄高)

【2組】
▽1.長谷川涼香(東京ドーム)
▽2.石塚宇海(セントラル福生)
▽3.西村麻亜(サンタマリア)
▽4.三井愛梨(横浜サクラ/法政大)
▽5.谷川亜華葉(イトマン近大)
▽6.後野真衣(鹿屋体育大)
▽7.藤本 穏(枚方SS/同志社大)
▽8.宇野莉奈(中京大)

★19:33~女子 100m 自由形【決勝】

◇世界記録 51.71
◇日本記録 52.79
★派遣標準記録 53.12


▽1.廣下菜月(中京大)
▽2.増田 葵(菅公学生服)
▽3.池本凪沙(イトマン東京/中央大)
▽4.池江璃花子(横浜ゴム/ルネサンス)
▽5.神野ゆめ(中京大)
▽6.松本信歩(東京ドームS/早稲田大)
▽7.山本葉月(東洋大/スウィン埼玉)
▽8.平井瑞希(ATSC.YW/日大藤沢高)

★19:41~男子 200m バタフライ【決勝】

◇世界記録 1:50.34
◇日本記録 1:52.53
★派遣標準記録 1:55.27

▽1.阪本祐也(富士防/大紀SC)
▽2.丹保 陸(スウィン美園/法政大)
▽3.寺門弦輝(セントラルスポーツ/日本大)
▽4.本多 灯(イトマン東京/日本大)
▽5.寺田拓未(ミキハウス)
▽6.瀬戸大也(CHARIS&Co.)
▽7.幌村 尚(あいおいニッセイ/東京ドームS)
▽8.田中大貴(イトマン東京)

★19:54~男子 200m 平泳ぎ【決勝】

◇世界記録 2:05.48
◇日本記録 2:06.40
★派遣標準記録 2:08.48


▽1.宮本一平(ガスワン/サイサン)
▽2.廣島偉来(東京ドームS/明治大)
▽3.深沢大和(東急/TSSあざみ野)
▽4.渡辺一平(TOYOTA)
▽5.花車 優(イトマン東京)
▽6.佐藤翔馬(東京SC)
▽7.大橋 信(枚方SS)
▽8.釜田 駿(東洋大/レオリブレ)

★20:03~女子 1500m 自由形【決勝】

◇世界記録 15:20.48
◇日本記録 15:58.55
★派遣標準記録 15:59.92


▽1.花山彩良(豊川高)
▽2.高 遥香(とこはSS/城南静岡高)
▽3.青木虹光(県央SS)
▽4.森山幸美(山本光学)
▽5.蝦名愛梨(日本体育大)
▽6.梶本一花(枚方SS/同志社大)
▽7.小原天寧(セントラル目黒/早稲田大)
▽8.長田友唯(東海大)

★20:30~男子 100m 自由形【決勝】

◇世界記録 46.80
◇日本記録 47.85
★派遣標準記録 47.97


▽1.松本周也(ひまわりNW)
▽2.坂田怜央(JOYFIT帯広)
▽3.中村 克(イトマン東進)
▽4.松元克央(ミツウロコ/三菱養和SS)
▽5.溝畑樹蘭(ミツウロコ/三菱養和SS)
▽6.五味智信(ヨコハマSC/明治大)
▽7.柳本幸之介(イトマン東京/日本大)
▽8.関 海哉(キタジマアクアティクス)

◇20:42~女子 50m 背泳ぎ 決勝

◇世界記録 26.86
◇日本記録 27.51

▽1.今野凜々香(イトマン東京/中央大)
▽2.秀野由光(神奈川大)
▽3.佐々木美莉(スウィン埼玉/春日部共栄高)
▽4.高橋美紀(林テレンプ)
▽5.山崎 光(新潟医福大職)
▽6.竹葉智子(中京大/田柄SC)
▽7.遠藤 渚(アクラブ調布/明治大)
▽8.亀井涼子(スウィン美園/早稲田大)

《5日目の見どころ》

大会5日目の21日は、オリンピック種目以外も含め、あわせて6つの種目で決勝が行われます。

【男子200m平泳ぎ】
日本のお家芸とされる男子200メートル平泳ぎでは
▽元世界記録保持者の渡辺一平選手
▽好調の23歳、深沢大和選手を軸に
▽おととしの世界選手権の銀メダリスト、花車優選手
▽日本記録保持者の佐藤翔馬選手なども含め、今大会で最も激しい代表争いが予想されます。

<準決勝 結果 ★派遣標準記録 2:08.48>
▽1.渡辺一平 2:07.92

▽2.花車優 2:08.99
▽3.深沢大和 2:09.26
▽4.佐藤翔馬 2:09.89

【男子200mバタフライ】
この種目の東京オリンピックの銀メダリスト、本多選手が、けがをした左足首の状態が懸念されるなか、パリ大会での悲願の金メダル獲得へ向けて、どのような泳ぎを見せるか期待が集まります。

【女子100m自由形】
女子100メートル自由形では、すでに女子100メートルバタフライで代表内定を決めている池江璃花子選手が出場します。

【豆知識】パリ五輪 代表選考方法は?“一発勝負”です

競泳のパリオリンピック代表はいわば“一発勝負”で決まります。
今回の代表選考会の決勝で日本水泳連盟が設けた派遣標準記録を突破したうえで、2位以内に入った選手が内定します。

この派遣標準記録は、オリンピックに出場した日本選手全員が決勝に進出し、複数のメダルを獲得することを目指して日本水泳連盟が設けた独自の基準で、今回は2017年以降のオリンピックと世界選手権の10位相当のタイムが設定されています。すべての種目で、世界水連が定めるオリンピックの参加基準よりも速いか同じタイムであるうえ、800メートル自由形は日本記録よりも速いタイムとなっています。また、4人で泳ぐリレーの種目についても、リレー用の派遣標準記録が設定されています。