ラグビーW杯 イングランドが前日練習 日本の第2戦の相手

ラグビーワールドカップフランス大会、日本代表が1次リーグの第2戦で対戦するイングランド代表が16日、練習を公開し、先発出場するロックの世界的な名手、マロ・イトジェ選手らがパス回しなどで軽めの調整を行いました。練習後の会見でイトジェ選手は「日本は賢くボールを持って動かすので、うまく防御していきたい」と意気込みを示しました。

日本とイングランドの試合は、現地時間の今月17日、日本時間の18日午前4時から行われ、NHKではBS1やBS4K、ラジオ第1で中継します。

ラグビーワールドカップフランス大会、1次リーグの初戦でチリに快勝した日本代表は現地時間の17日、日本時間の18日未明に、過去10回対戦して1度も勝ったことがない強豪のイングランド代表と対戦します。

スティーブ・ボーズウィック ヘッドコーチ

試合が現地時間の翌日に迫った16日、ニースでイングランド代表が練習を公開しました。

マロ・イトジェ選手(中央)などが調整

日本戦は出場停止処分によって欠場するキャプテンのオーウェン・ファレル選手を中心に何度も円陣を組み、気持ちを高めていたほか、初戦のアルゼンチン戦で両チーム最多のタックルを決めたロックの世界的な名手、イトジェ選手らがリラックスした表情でパス回しを行うなど、軽めの調整で汗を流しました。

マロ・イトジェ選手(右)

練習後の会見でイトジェ選手は「日本は賢くボールを持って動かすので、うまく防御していきたい。自分たちのラグビーを見せて、攻撃はもちろんディフェンスもきちんとやりたい。フィジカルはわれわれの方が優れているので、それをゲームにいかしたい」と話していました。

トム・ハリソン スクラムコーチ

トム・ハリソン スクラムコーチは、日本が強化してきたスクラムについて、「日本は非常に効率的なスクラムを組み、フォワードの最前列の選手たちがすばらしいので、競った戦いになるだろう。ただ、勝つために私たちは準備をしてきた」と話していました。