パリオリンピック競技ガイド

ネット越しにボールを打ち合う球技。1964年東京大会から男女とも正式競技に採用され、「東洋の魔女」と呼ばれた女子は金メダルを獲得し日本中を熱狂させた。1チーム6人で行われる。相手の高いブロックをいかにかわしてスパイクを打ち込むかを研究し、攻撃ではさまざまな戦術やコンビプレーが生まれてきた。バックアタックやジャンプサーブなど、より攻撃は多彩になっている。一方で素早い反応でレシーブする守りも見せ場。男子は速さと高さ、そしてパワーが魅力。女子はラリーが続きやすく、最後まで諦めずにボールを追う粘りのプレーが見もの。試合はラリーに勝ったチームが1点と次のサーブ権を獲得するラリーポイント制で、25点先取の5セットマッチ。3セットを先に取ったチームが勝者になるが、最終第5セットにもつれた場合は15点先取。すべてのセットで2点差をつけるまで行われる。パリ大会は男女それぞれ12チームが出場。4チームずつ3組に分かれて予選リーグを戦い、各組上位2チームと3位の中から成績順に2チームの計8チームが準々決勝に進む。銅メダルは3位決定戦で決める。ホスト国のフランスは前回東京大会で男子が初の金メダルに輝き、地元開催で連覇に挑む。