パリオリンピック競技ガイド

イギリスに起源を持つとされるスポーツ。年齢や性別を問わない手軽なレクリエーションとして世界中で親しまれるが、オリンピックへの正式採用は1988年ソウル大会まで待たなければならなかった。2008年北京大会からは男女のダブルスに代わって団体戦を導入。前回東京大会で新種目として男女がペアを組む混合ダブルスが加わった。さまざまな攻撃スタイルの選手たちによるスピード感あふれる打ち合いが見どころ。勝負どころで見せる多彩なサーブや、ボールに横回転を与えるチキータと呼ばれる攻撃的なレシーブなど高度な技の応酬は見応えがある。試合形式は1ゲーム11ポイント制の7ゲームマッチで、4ゲームを先取したほうが勝利。団体は1チーム3人で構成、ダブルス1試合とシングルス4試合を組み合わせた5試合のうち、3試合を制したチームが勝者になる。団体戦の試合は5ゲームマッチで3ゲーム先取が勝利。どの種目も準決勝で負けたどうしによる3位決定戦があり、勝者が銅メダル。中国が圧倒的な強さを誇り、オリンピックではこれまでに全体の9割に迫る32個の金メダルを獲得。中国の牙城をどこが崩すかに注目が集まる。