パリオリンピック競技ガイド

GUIDE

ローイング

ローイング

イギリスの名門大学の対抗レースが競技としての始まりと言われる。男子は1900年第2回パリ大会から実施、女子は1976年モントリオール大会から。欧米で人気があり、オリンピック競技の中で陸上、水泳に次ぐ多数の選手が出場する。直線2000mの直線コースで行われ、進行方向に背中を向け艇に固定されたオールを使ってボートを漕ぎ順位を競う。2023年から競技名をこれまで国内で使っていたボートから世界共通のローイングに変更した。左右1本ずつ2本のオールを持つのがスカルで、シングル(1人)、ダブル(2人)、クオドルプル(4人)がある。このうちダブルスカルには体重制限のある軽量級が設定される。漕ぎ手が1人1本しか持たないのは、ペア(2人)、フォア(4人)、エイト(8人)の3種目。このうちエイトはボートの華と呼ばれ、オリンピックでは漕ぎ手8人のほかに、かじを操る舵手(コックス)が乗り最もスピードが出る。2人以上の種目では息をぴったり合わせたチームワークが重要で、どこでスパートをかけるかなど一気にスピードがあがる終盤のデッドヒートが見どころ。最終的なタイムは艇首がフィニッシュラインを通過した時点で計測され、接戦の場合は写真判定も参考にする。予選で同着の場合は同じ日に再レースを実施、決勝での同着は追加のメダルを授与する。パリ大会では前回東京大会と同じ男女7種目ずつが行われ、合わせて500人余りが出場する予定。

競技日程

開催日と開始時間は日本時間です

DAY 開催日 開始時間 種目
1 07/27 16:00 男子シングルスカル 予選
女子シングルスカル 予選
男子ダブルスカル 予選
女子ダブルスカル 予選
男子クオドルプルスカル 予選
女子クオドルプルスカル 予選
2 07/28 16:00 女子シングルスカル 敗者復活戦
男子シングルスカル 敗者復活戦
女子ダブルスカル 敗者復活戦
男子ダブルスカル 敗者復活戦
女子ペア 予選
男子ペア 予選
女子軽量級ダブルスカル 予選
男子軽量級ダブルスカル 予選
女子フォア 予選
男子フォア 予選
3 07/29 16:30 男子シングルスカル 順位決定予備戦
女子シングルスカル 順位決定予備戦
男子ペア 敗者復活戦
女子ペア 敗者復活戦
男子軽量級ダブルスカル 敗者復活戦
女子軽量級ダブルスカル 敗者復活戦
男子クオドルプルスカル 敗者復活戦
女子クオドルプルスカル 敗者復活戦
男子エイト 予選
女子エイト 予選
4 07/30 16:30 女子シングルスカル 準々決勝
男子シングルスカル 準々決勝
女子ダブルスカル 準決勝
男子ダブルスカル 準決勝
女子フォア 敗者復活戦
男子フォア 敗者復活戦
5 07/31 16:30 男子軽量級ダブルスカル 順位決定戦
女子軽量級ダブルスカル 順位決定戦
男子シングルスカル 順位決定予備戦
女子シングルスカル 順位決定予備戦
男子ペア 準決勝
女子ペア 準決勝
男子軽量級ダブルスカル 準決勝
女子軽量級ダブルスカル 準決勝
男子クオドルプルスカル 順位決定戦
女子クオドルプルスカル 順位決定戦
男子クオドルプルスカル 決勝
女子クオドルプルスカル 決勝
6 08/01 16:30 女子シングルスカル 準決勝
男子シングルスカル 準決勝
女子エイト 敗者復活戦
男子エイト 敗者復活戦
女子ダブルスカル 順位決定戦
男子ダブルスカル 順位決定戦
女子フォア 順位決定戦
男子フォア 順位決定戦
女子ダブルスカル 決勝
男子ダブルスカル 決勝
女子フォア 決勝
男子フォア 決勝
7 08/02 16:30 男子シングルスカル 順位決定戦
女子シングルスカル 順位決定戦
男子ペア 順位決定戦
女子ペア 順位決定戦
男子軽量級ダブルスカル 順位決定戦
女子軽量級ダブルスカル 順位決定戦
男子ペア 決勝
女子ペア 決勝
男子軽量級ダブルスカル 決勝
女子軽量級ダブルスカル 決勝
8 08/03 16:30 女子シングルスカル 順位決定戦
男子シングルスカル 順位決定戦
女子シングルスカル 決勝
男子シングルスカル 決勝
女子エイト 決勝
男子エイト 決勝

(2024年2月20日現在)