パリオリンピック競技ガイド

オリンピックでは1900年パリ大会で初めて実施されたが、1904年大会を最後にプログラムから外れ、2016年リオデジャネイロ大会で112年ぶりに復活した。欧米などのツアーを回る世界のトッププロ選手も多く出場する。国際ゴルフ連盟が発表したランキングをもとに、男女それぞれ60人が4日間で72ホールをプレーし通算スコアで争う。ホールごとに異なる地形や距離、そして風などの気象条件をどう攻略するかに注目。また、ふだんは賞金をかけて戦うプロ選手が母国代表としての期待を背負いメダルをかけて戦うところが興味深い。72ホールを終えてメダル圏内の3位以内で複数の選手が並んだ場合はプレーオフが行われ、決着するまで繰り返しプレーする。前回の東京大会では男子は銅メダルをかけて松山英樹選手ら7人が白熱のプレーオフを戦い、女子は2位で並んだ稲見萌寧選手がプレーオフを制して銀メダルを獲得した。パリ大会も男女それぞれ60人が参加して4ラウンド72ホールのストロークプレーで争う。出場枠は2年間のポイントの積み重ねをもとに決定、参加する国・地域ごとに男女それぞれ最大4人まで出場できる。