パリオリンピック競技ガイド

古代オリンピックでも競技として行われ、近代では1904年セントルイス大会以降、1912年大会を除き実施。2012年ロンドン大会から女子の3階級が新たに採用されたことで、全ての競技で男女実施が実現した。2016年リオデジャネイロ大会からプロの参加が解禁され、男子のみヘッドギア着用が廃止された。ジェンダー平等のテーマに従って男女の比率がさらに縮まり、パリ大会では前回の東京より男子は1つ減って7階級、女子は1つ増えて6階級が行われる。試合は3分x3ラウンド制の短い勝負で、ゴングと同時に始まるパンチの応酬が醍醐味。勝敗は5人のジャッジによる採点のほか、ダウンして10秒以内に競技を再開できないノックアウト、試合の続行が不可能と思われるほどの差があったり医師が試合の継続が困難と判断したりした場合にレフェリーが試合を終了させて勝敗をつけるレフェリーストップコンテスト、3回の警告による失格などで決まる。3位決定戦がないため、準決勝の敗者2人が銅メダルとなる。そのメダル争いの準決勝・決勝は全仏オープンテニスの会場、ローランギャロスで行われる。