パリオリンピック競技ガイド

砂浜の上でバレーボールをする遊びからスポーツ競技として広まった。1996年アトランタ大会から男女とも正式種目に採用された。屋外の砂の上に設けられたコートで2人1組のチームが対戦する。ネットの高さは同じだが、コートは通常のバレーボールよりひと回り狭い。しかし2人でカバーするには十分広く、息の合った連係プレーが見どころ。コート内でどこにポジションを取るかは自由。相手チームに見えないように腰の後ろで両手の指を使ったサインを味方に送ってコンタクトを取る。バレーボールから転向した選手が多い。雨の降り方にもよるが、雨天でも決行する。試合はサーブ権に関係なく得点が入るラリーポイント制。3セットマッチで行われ、第1、第2セットは21点先取、第3セットは15点先取。すべてのセットで2点差がつくまで続ける。男女とも24チームが出場し、4チームずつ6組に分かれて予選リーグを戦い、各組上位の2チームなど16チームが決勝トーナメントに進む。準決勝で負けたどうしによる3位決定戦で銅メダルを決める。パリ大会ではエッフェル塔のふもとの公園に仮設として造られるエッフェル塔スタジアムが会場となる。