パリオリンピック競技ガイド

GUIDE

アーティスティックスイミング

アーティスティックスイミング

水上アクロバットを起源として発展してきた比較的新しい競技。2017年7月に国際水泳連盟がシンクロナイズドスイミングから名称を変更した。オリンピックで女子の競技として正式採用されたのは1984年ロサンゼルス大会から。2000年シドニー大会以降はデュエットとチームの2種目が行われている。音楽に乗って技の完成度や同調性、演技構成や芸術的な表現力などを競うが、息を止めた状態で演技をする時間が長く激しい動きも組み込むため、見た目以上に苛酷な競技。前回の東京大会後2022年10月にルールが変更され採点方法が大きく変わった。100点満点の上限が取り払われ、あらかじめ提出された演技を構成するエレメントについて実施順や難度に基づいて一つひとつ採点するフィギュアスケートに似た加算方式に変わった。難度の高い技が決まれば得点が伸びる一方、ミスをすれば基礎点だけとなる。この影響で難度を競う傾向が強まり、失敗のリスクが常に伴う。さらにパリ大会最大の特徴は初めて男子の出場が可能になったこと。8人で構成されるチームでは、2人まで男子選手を加えることが認められる。8つの規定要素を入れるテクニカルルーティンと、曲に合わせて自由に演技するフリールーティンに加えて、ジャンプやリフトなど華々しい技やリスクを伴う動作を競うアクロバティックルーティンを新たに設定。3つのルーティンの合計ポイントでメダルを争う。豪快なリフトや空中でのジャンプについて、より実施が難しい技の組み合わせや印象的な演技にはボーナス点が付く。こうした新しい採点方式を受けて、各チームがどんな見応えのある演技を用意してくるにかが注目。

競技日程

開催日と開始時間は日本時間です

DAY 開催日 開始時間 種目
10 08/06 2:30 チーム テクニカルルーティン
11 08/07 2:30 チーム フリールーティン
12 08/08 2:30 チーム アクロバティックルーティン
14 08/10 2:30 デュエット テクニカルルーティン
15 08/11 2:30 デュエット フリールーティン

(2024年2月20日現在)