政府が閣議決定した令和6年度(2024年度)の予算案。過去最大だった令和5年度の当初予算は下回ったものの、2年連続で110兆円を超え、財源の3割以上を国債に頼る厳しい財政状況が続いています。その内容を詳しく見ていきます。

予算の全体像

  • 社会保障
  • 防衛関係費
  • 公共事業
  • 文教及び科学振興
  • その他
  • 地方交付税交付金等
  • 国債費
国債
  • 所得税
  • 法人税
  • 消費税
  • その他
  • その他収入
  • 建設公債
  • 特例公債

ポイント

政府は一般会計の総額が112兆717億円となる令和6年度(2024年度)の予算案を決定しました(一般会計の総額は去年12月22日の閣議決定時点の金額です。ことし1月に発生した能登半島地震への対応に備えて予備費を5000億円増額し、1月16日に改めて閣議決定しています。これに伴って一般会計の総額は112兆5717億円となりました)。

国債発行額と財政の課題

ポイント

増加の一途をたどる国債発行額の現状と財政健全化に向けた課題について見ていきます。

子育て支援に関する予算

ポイント

今回の予算では政府が目指す少子化対策の抜本的な強化につながる予算が計上されました。

暮らしに関係する予算

ポイント

わたしたちの暮らしに身近な政策や、賃上げ対策に関する予算です。

経済成長につなげる予算

ポイント

経済成長率の底上げや脱炭素社会の実現に向けた施策に必要な予算も盛り込まれています。

各省の注目・重要予算

ポイント

そのほか、各省庁が力を入れていく政策に関する予算です。