風疹の最新ニュース

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風疹の新規患者 首都圏中心に2週連続で100人超 2018年09月26日

風疹の患者数は今月16日までの1週間に新たに127人報告され、ことしこれまでの患者は642人にのぼりました。新たな患者は2週連続で100人を超えていて、国立感染症研究所は必要な人はワクチンの接種を検討するよう呼びかけています。

風疹は、発熱や発疹などの症状が出るウイルス性の感染症で、妊娠中の女性が感染すると生まれてくる赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が起きるおそれがあります。

国立感染症研究所によりますと、今月16日までの1週間に全国の医療機関から報告された風疹の新たな患者は127人で、前の週から2週連続で新たな患者数が100人を超えました。

都道府県別では、東京都が前の週から新たに39人増えて196人、千葉県が38人増えて161人、神奈川県が14人増えて68人、愛知県が8人増えて36人、埼玉県が7人増えて42人などとなっていて、首都圏の患者が全体のおよそ8割を占めています。

男女別では男性の患者数は532人で、女性の110人のおよそ5倍になっています。

また、男性の中では40代が最も多く194人で、続いて30代が137人、20代が85人などとなっていて、女性は20代が最も多く、患者数は42人になっています。

国立感染症研究所は、今後、妊娠する可能性がある女性は2回のワクチン接種を受けておくとともに、妊婦の家族など周りにいる人も接種が必要か検討するよう呼びかけています。