風疹の最新ニュース

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妊娠希望のカップルなどに奈良県が風疹抗体検査呼びかけ 2014年10月10日

妊娠中に感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがある風疹について、妊娠を希望する女性などを対象に無料の抗体検査が行われていることから、奈良県は早めに検査を受けるよう呼びかけています。

 

風疹は、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
今後の流行に備えて、奈良県は国とともに風疹に対する免疫があるかを調べる抗体検査について、妊娠を希望する女性やその夫などを対象に、ことし6月から費用を助成し無料で実施しています。

 

しかしこれまでに抗体検査を受けた人が当初の予定の1割にも満たないことなどから、県は早めに検査を受けるよう呼びかけています。検査は来年3月まで、県が委託しているおよそ280の医療機関で無料で受けることができます。検査を受けるには、医療機関に予約を申し込む必要があります。

 

奈良県保健予防課の辻本絵里主任技師は、「風疹の流行はいつ起きるか分からないので、抗体検査を受けたうえで免疫がないと分かったら予防接種を受けてほしい」と話しています。