風疹の最新ニュース

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先天性風疹症候群 全国22人に 2013年10月30日

風疹の流行の影響で、東京で新たに2人の赤ちゃんが母親が妊娠中に感染したことで目や心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」と診断されました。
去年から続く流行で、風疹によって障害が出た赤ちゃんは、全国で22人となりました。

 

風疹は、妊娠中の母親が感染すると赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあります。
流行はピークを過ぎていますが、ことしに入ってからの風疹の患者数は、1万4000人を超えています。

 

東京都によりますと、先週、2人の赤ちゃんが新たに「先天性風疹症候群」と診断されたと医療機関から報告があり、去年から続く流行で、「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは、全国で22人となりました。

 

こうした赤ちゃんは、この冬にかけてさらに増えるとみられることから、国立感染症研究所は、診断のしかたや支援制度をまとめた問答集をホームページで公開したほか、国が設けた長期的な風疹対策を話し合う専門家の委員会でも、どんな取り組みが必要か検討を進めています。