風疹の最新ニュース

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風疹ワクチン不足のおそれ 接種に優先度を 2013年06月16日

風疹の流行で、予防接種のワクチンが8月にも一時的に不足するおそれがあるとして、厚生労働省は、任意の予防接種は妊婦の周辺にいる人や妊娠を希望する人などを優先するよう、自治体や医療機関に協力を求めました。

 

風疹の流行で、全国の患者は今月2日までに9400人を超え、厚生労働省は、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれがあるとして予防接種を呼びかけています。
厚生労働省によりますと、風疹の予防接種を任意で受ける人はこれまで年間30万人程度でしたが、多くの自治体で助成制度が始まったこともあり、先月だけで32万人と急激に増えているということです。

予防接種を受ける人がこのままのペースで続いた場合、8月にもワクチンが一時的に不足するおそれがあるということです。

 

このため、厚生労働省は、ワクチンの安定供給にめどが立つまでの間、妊婦の周辺にいる人や妊娠を希望している人などを優先して接種するよう、自治体や医療機関に協力を求めました。
厚生労働省は「優先度の高い人が確実に接種を受けられるよう、協力してほしい」と呼びかけています。