“無印良品” なぜ銀座にホテル?
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「無印良品」のブランドで生活雑貨などを販売する、「良品計画」が4月4日、東京・銀座に国内では初めてホテルをオープンさせました。
「無印良品」と言えば、シンプルなデザインが人気の生活雑貨で知られていますよね。それがなぜホテルを?
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ホテルは複合ビルの6階から10階までを占めていて、79ある客室は、「簡素で良質」をうたう「無印良品」のブランドイメージを意識した作りになっている。ベッドなどの家具のほか、部屋着やスリッパ、それに歯ブラシや化粧水といったアメニティーグッズまで、「無印良品」の商品で統一されている。
宿泊客に実際に商品の使い心地を確かめてもらって、販売につなげるのがねらいなんだって。
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一部のアメニティーグッズは持ち帰ることができるほか、気に入った商品は同じビルの1階から5階に入る店舗で買うことができるようになっている。さらに、ホテル用に開発した商品を、ほかの宿泊施設にも売り込んでいきたいとしているの。
今回の銀座のホテルに先行して、去年、中国にホテルが2つオープンしているんですよね。
実は、3つのホテルは同時進行で準備を進めてきたんだけど、結果的に中国のほうが交渉が早く進んで開業が先になっただけなんだって。無印良品の中国での売り上げは、去年2月までの1年間でおよそ671億円と、前年比で20%余り増加。会社にとって日本に次いで大きなマーケットになっている。
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中国の若者の間では、シンプルで実用的な商品が好まれる傾向も強まっていると言われている。無印良品の店舗は、国内が428店なのに対し、海外はこれを上回る502店まで増えている。(4月4日現在)
今回、オープンした銀座のホテルや店舗は、「世界旗艦店」としてブランドを世界に発信する拠点としての役割を期待している。中国の人だけでなくさまざまな国の旅行者や日本人にも利用してもらって、商品のよさを知ってもらうのがねらいなんだって。
銀座の店舗では、「食」にも力を入れているとか。
1階では、有機栽培などで育てた産地直送の野菜や果物を、30~50品目程度そろえているほか、無印良品としては初めてお弁当も販売しているそうよ。
無印良品の商品を購入する客のうち、4分の1ほどの人は食品を購入しているというデータがあるそう。食品を買いに来る人は店を訪れる頻度が多いから、食品を強化することで生活雑貨の売り上げ増加につなげることもねらっている。
会社では、ホテルと店舗合わせて年間230万人の来客を目指しているそうだけど、銀座の人の流れを引き込めるのか注目されるわね。
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