運動でお得に!?生命保険の新トレンド

生命保険各社が、“健康増進型”と呼ばれる保険商品の開発に力を入れています。17日、「住友生命」が、7月から発売するこのタイプの新商品を発表しました。運動したり、健康診断を受けたりした契約者の保険料を割り引くというんですが、気になる中身は?
運動って、しなきゃしなきゃとは思うんですけど、なかなか続かないんですよねぇ。
そんな人こそ、“健康増進型”の保険が合うのかもしれないわね。
今回発表された新商品は、運動や健康診断の受診といった契約者の活動を、ポイント換算してためていくんだそう。
「大腸がん検診を受けたら1000ポイント」、「血圧の測定結果を提出したら500ポイント」、「ジムで運動したら60ポイント」、「(スマホなどで計測した)歩数1万歩で40ポイント」…こんな具合ね。

へぇ…なんだかゲーム感覚ですね。
1年間でたまったポイントに応じて、次の1年の保険料が1%から2%割り引きになるそう。でも、何の努力もしていないと、逆に保険料が上がることもあるので注意が必要かも。
うっ、値上げもあり得るのか。
つまりこの商品って、がんばった契約者が得をするっていうことなんですか?
健康を維持する契約者が増えれば、保険会社にも「保険金の支払いが減る」というメリットが生じるわね。
それと、契約者の健康関連のデータを大量に集められることも会社のメリット。データを活用して契約者が病気にかかるリスクを今以上に正確に算定できるようになれば、今は保険に入れないような人も加入できるような商品設計が将来できるかもしれないとしている。
あと、社会全体で見ても、この分野の市場が拡大することで、医療費の抑制につながることが期待されるわね。
なんだか“3方1両得”みたいな話ですね。
もともと国内の生命保険市場は少子化を背景に成熟が進んでいるから、保険会社としても新しい分野のアピールに懸命ね。
ほかの会社をみても、「第一生命」は保険の加入時に健康診断の結果を提出することで保険料を最大2割下げる商品をすでに発売しているし、「東京海上日動あんしん生命」が去年から販売している商品では、契約者に腕時計型のウエアラブル端末を貸し出して日々の歩数を計測してもらい、2年間1日の平均が8000歩を超えていた場合、保険料がキャッシュバックされる。
「明治安田生命」も来年4月から健康増進型を販売予定で、年に1回、健康診断の結果を提出してもらい、内容が改善していれば保険料をキャッシュバックする仕組みを検討しているそう。
最近はウエアラブル端末も進化していますもんね。不摂生には気をつけよう!サッカーのワールドカップも終わって睡眠時間もたっぷりとれるし、寝れば寝るほど保険料が安くなる商品も作ってくれないかな!
運動しなさい、面倒がらずに。
# 注目のタグ
- # 新型コロナ (51件)
- # 銀行・金融 (34件)
- # 環境・脱炭素 (33件)
- # 暮らし・子育て (33件)
- # 自動車 (28件)
- # AI・IT・ネット (26件)
- # 財政・経済政策 (24件)
- # 働き方改革 (21件)
- # 給与・雇用 (19件)
- # 日銀 (19件)
- # 企業の合従連衡・業界再編 (18件)
- # 消費税率引き上げ (17件)
- # エネルギー (17件)
- # 原油価格 (14件)
- # 農業・農産品 (14件)
- # 人手不足 (13件)
- # 外食 (13件)
- # 旅行・インバウンド (12件)
- # 株式市場・株価 (12件)
- # 景気 (12件)
- # 経済連携・貿易 (12件)
- # 物価高騰 (12件)
- # ウクライナ侵攻 (11件)
- # 携帯料金 (10件)
- # コンビニ (10件)
- # お酒 (10件)
- # 鉄道 (9件)
- # キャッシュレス決済 (9件)
- # 為替 (9件)
- # 暗号資産 (8件)