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オンラインサロンでのトラブル注意

2021年2月26日

「月額2万円と聞いてオンラインサロンに入会し、途中退会を申し出たら、1年契約になっていた」などインターネットを通じて会員制で情報交換などを行える「オンラインサロン」に関する相談が相次いでいて、国民生活センターが注意を呼びかけています。

「オンラインサロン」は、インターネットを通じた会員制のサービスで、入会費や定額の会費を支払うことで著名人から話を聞けたり、会員どうしで情報交換したりすることができ、利用が広がっています。

国民生活センタ-によりますとオンラインサロンに関する相談は、全国の消費生活センターなどに相次いで寄せられていて、若者を中心に去年から目立ってきているということです。

具体的には、▼月額2万円で資産形成について学べると知人に勧められて入会したが、思った内容でなかったため途中退会を申し出たところ「1年契約だ」と言われてやめられなかったケースや▼有名企業の元社員から経営術を学べると聞いて入会したところ経歴がウソだと分かり、返金を求めたが、一部しか応じてくれなかったケースなどがあったということです。

このほか、他の会員から投資話を持ちかけられたり、入会したあと高額な商品を購入するよう指示されたりするなどオンラインサロンをきっかけにトラブルにあったという相談も寄せられています。

このため国民生活センターは、▼トラブルに備えて電話番号などサロン運営者の連絡先や解約条件などを確認すること、▼サロン内でのやりとりは記録が残りにくいため勧誘などを受けた際には文書やメッセージなどに残すことなど注意を呼びかけています。

NHKではオンラインサロンについて取材しています。オンラインサロンをめぐってトラブルにあったなどといった体験談などを募集しています。情報をお寄せください。

こちらからお寄せください。
https://forms.nhk.or.jp/q/0OOPV6CK

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