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裁判官の“前さばき役” 調査官とは?

最高裁には、毎年、全国から1万件前後の案件が寄せられます。結論を決めるのは15人の裁判官ですが、実は、「前さばき役」を担う数十人の「調査官」がいます。調査官は、地裁などでキャリアを積んだ裁判官たちで、全国から選抜されています。各案件の資料を読み込み、論点を整理して各小法廷に示すのが役割です。裁判官は、その資料をもとに検討を進めます。表に姿は見せませんが、調査官も重要な役割を担っているのです。