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いよいよ間近に迫ったアメリカ大統領選挙。トランプか、バイデンか。選択に揺れるアメリカの今を、取材班がお伝えする。

「米軍の再建」の果てに

フロリダ州オカラに住む退役軍人のジョー・サールスさん(54)は、4年前の10月、オカラで行われたトランプ氏の集会に参加し、アメリカ軍の再建を訴えるそのビジョンに魅了されたという。

4年の月日がたち、同じオカラで行われたトランプ大統領の集会に駆けつけたサールスさん。
トランプ政権下で海軍の艦艇の建造や、老朽化した戦闘機の更新、さらに退役軍人向けの医療サービスの向上などが進められたとして「公約はすべて果たされた」と力を込めて語った。

オカラから車で2時間ほど離れたフロリダ州パームベイに住むデビッド・ワイスマンさん(40)も、4年前、トランプ氏のビジョンに魅了されて票を投じた退役軍人の1人だ。

しかし、ロシアによる選挙干渉をめぐり、ワイスマンさんの目には、トランプ大統領がアメリカの情報機関よりもプーチン大統領の主張に耳を傾けているかのように映り、疑問を抱くようになったという。
そして、今年、新型コロナウイルスへの大統領の姿勢が決定打となり、最高司令官としてバイデン氏に票を投じることを決めた。

4年前、同じ「アメリカ軍の再建」に興奮を覚えながら、今回は異なる結論に至った2人。

最高司令官にふさわしいのはどちらの候補か。
アメリカ国民による審判は、11月3日に下される。

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