1分で分かる大統領選挙の仕組み

アメリカ大統領選挙は、4年に1度、夏期オリンピック・パラリンピックと同じ年に行われます。
(※東京オリンピックは新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期して2021年に実施)

投票日は、「11月の第1月曜日の翌日の火曜日」、150年以上前に制定された連邦法に定められています。2024年は、11月5日です。

有権者は、事前に登録した18歳以上のアメリカ国民です。
その有権者が、大統領にふさわしいと思う人に投票します。
しかし、全米の総得票数で勝者を決めるわけではありません。

投票は州ごとに行われ、それぞれの州で勝者を決めます。

各州と首都ワシントンには、人口などに応じて割り当てられた「選挙人」がいます。州の勝者は、その州の選挙人を獲得します。

たとえば、カリフォルニア州で勝者となった候補は、カリフォルニア州に割り当てられた選挙人54人すべてを獲得します。
州によって選挙人の数は異なり、ほとんどの州で、勝者が州の選挙人をすべて獲得する、勝者総取りの方式を採用しています。

そして全米の538人の選挙人のうち、過半数の270人以上を獲得した候補が、最終的な勝者、つまり、次期大統領となります。