新型コロナ 世界からの報告
バイデン大統領 主治医
「コロナの症状 著しく改善」のどには痛み

2022年7月25日

新型コロナウイルスの感染が確認されたアメリカのバイデン大統領について主治医は、のどの痛みはあるものの「症状は著しく改善している」と発表しました。

アメリカのバイデン大統領は7月21日、新型コロナウイルスの検査で陽性が確認され、ホワイトハウス内で隔離をしながら執務を続けているということです。

大統領の主治医は7月24日、経過について報告書を公表し「大統領の症状は著しく改善している」と明らかにしました。

のどの痛みは続いているものの、鼻水やせき、体の痛みなどはかなり軽くなったとしています。

また、バイデン政権で新型コロナウイルス対策調整官を務めるアシシュ・ジャー氏は7月24日朝、ABCテレビに出演し「大統領はきのう、とても良い日を過ごした。体調も良かった」と述べるとともに、バイデン大統領の濃厚接触者となった政府職員など17人について、これまでのところ感染が確認された人はいないと説明しました。

主治医は、バイデン大統領が感染したのはオミクロン株の1つで、より感染力が強いとされる「BA.5」である可能性が高いという見方を示していて、重症化を防ぐための薬の使用を続けながら、経過を慎重に観察していくとしています。