新型コロナ 世界からの報告
ハワイ 米国内からの渡航自粛解除へ
ワクチン接種で旅行可能に

2021年10月20日

アメリカのハワイ州は、新型コロナウイルスの感染状況が改善したとして、アメリカ国内からの観光客に対する渡航自粛の呼びかけを11月1日で解除し、ワクチンの接種が完了していれば、ハワイへの旅行を認めると発表しました。

ハワイ州のイゲ知事は、2021年8月下旬、デルタ株の影響で新型コロナウイルスの感染者数が増加したことを受け、不要不急の訪問は自粛するよう呼びかけていました。

そして、感染者数はここ数週間、減少傾向にあるとして、イゲ知事は10月19日「経済の回復に向けて前に進める状況になった」と述べ、渡航自粛の呼びかけを11月1日で解除し、ワクチンの接種が完了していれば、アメリカ国内からハワイへの旅行を認めると発表しました。

アメリカでは11月下旬に感謝祭の休暇、そのあと12月にはクリスマスの休暇が控えていることから、地元ではアメリカ国内から多くの観光客が訪れることへの期待が高まっています。

一方、日本人旅行者など外国人については、現在は検査で陰性が証明されれば入国できますが、バイデン政権は11月8日以降、ワクチンの接種完了を義務づけるとしています。