新型コロナ 世界からの報告
韓国 コロナワクチン未接種者の入国後
1週間の隔離 免除へ

2022年6月3日

韓国政府は、新型コロナウイルスの感染が落ち着いてきていることを受けて、外国からの入国者のうち、ワクチンの接種を受けていない人に対して求めていた1週間の隔離を、6月8日から免除することを決めました。

韓国では、6月2日に確認された新型コロナウイルスの感染者は1万2542人で、韓国メディアによりますと、金曜日に発表される数字としては19週間ぶりの低い水準だということで、感染は一定程度、落ち着いてきています。

こうした状況を受けて、韓国政府は6月3日に対策会議を開き、新型コロナワクチンの接種を受けていない入国者に対して求めていた、1週間の自宅などでの隔離を、6月8日から免除することを決めました。

ただ、入国時の陰性証明書の提示や、入国後3日間以内のPCR検査については、引き続き求めていくとしています。

また、会議では、インチョン(仁川)空港で2020年4月から実施していた国際便の運航本数の制限や、夜間の運用時間の制限を解除することも決めました。

韓国政府は、ソウルに近いキンポ(金浦)空港と羽田空港を結ぶ定期便の再開についても協議を進めています。

ハン・ドクス(韓悳洙)首相は「感染状況の改善に安住することなく、感染の再流行に備えて医療体制の整備を徹底していく」と述べました。