新型コロナ 世界からの報告
韓国 ワクチン3回目接種
2回目から3か月に短縮 感染拡大で

2021年12月10日

韓国では新型コロナウイルスの感染者が12月9日も7000人を上回り、重症者も増えています。これを受けて韓国政府は3回目のワクチンの接種について、2回目からの間隔を3か月に短縮すると発表しました。

韓国の保健当局によりますと、12月9日の一日で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は7022人となり、3日連続で7000人を上回りました。

また、12月9日時点の重症者の数は過去2番目に多い852人となったほか、これまでにオミクロン株への感染が63人確認されています。

韓国ではワクチンの接種率が81%に上っていますが、感染拡大と重症者の増加に歯止めがかからない状況を受けて、政府は12月10日、18歳以上を対象に、2回目の接種から3回目までの間隔を短縮すると発表しました。

具体的には、60歳以上で4か月、59歳以下で5か月としている追加接種までの間隔を、いずれも3か月に前倒しします。

12月13日から予約を受け付けることにしていて、キム・ブギョム(金富謙)首相は、12月10日朝の対策会議で「切迫した状況で、迅速なワクチン接種が最優先課題だ」と述べて追加接種を急ぐ考えを強調しました。