新型コロナ 世界からの報告
ヨーロッパで感染再拡大
飲食店など規制強化する動きも

2021年11月14日

ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再び拡大しています。1日当たりの新規感染者がこれまでで最も多くなっているオランダやオーストリアでは、飲食店の営業時間を制限するなど規制を再強化する動きも出ています。

オランダでは11月11日、1日当たりの新規感染者が初めて1万6000人を超え、これまでで最も多くなりました。

12歳以上のうち8割を超える人がすでにワクチンの接種を終えたとみられていますが、オランダ政府は人と人との接触を減らす必要があるとして、11月13日から再び規制を強化しました。

飲食店のほかスーパーや薬局など生活必需品を販売する店の営業は午後8時まで、そのほかの店は午後6時までとし、この措置を少なくとも12月4日まで続けるとしています。

またオーストリアでも11月に入って1日当たりの新規感染者が1万人を超えて過去最多となり、政府はワクチンを接種していない人に対する規制を強化しています。

11月8日以降飲食店などの利用を原則としてワクチンを接種した人に限定したほか、11月15日からは一部の州でワクチンを接種していない人に対して通院などを除く不要不急の外出を制限する、より厳しい措置が実施される見通しで、この措置を全国に拡大することも検討されています。