新型コロナ 世界からの報告
中国 上海市 新型コロナ感染再拡大で
市内全域対象にPCR検査

2022年3月28日

中国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、上海市は3月28日から市内全域を対象にしたPCR検査と厳しい外出制限を実施すると発表しました。

中国では3月に入って新型コロナウイルスの感染が再び広がっていて、保健当局は、3月27日の一日で市中感染が中国全土で合わせて6215人確認されたと発表しました。

このうち上海では、症状のある感染者が50人いたほか、無症状の人も3450人確認され、中国全土で市中感染した人の半数以上が上海での感染となっています。

このため上海市当局は3月27日夜、市内全域で市民に対するPCR検査を実施すると発表しました。

PCR検査は、主に東部では3月28日から4月1日まで、主に西部では4月1日から5日までそれぞれ実施し、検査の期間中は市民の住宅地からの外出を制限するとしています。

さらに期間中は地下鉄などの公共交通機関の運行を停止するほか、企業に対しては在宅勤務に切り替えるよう要請するとしています。

上海は人口が2400万を超えるとされ、中国で日本人が最も多く暮らす都市ですが、感染の再拡大の影響で3月に入ってからは住宅地などが相次いで封鎖され、現地の日本人の暮らしも大きな影響を受けています。