中国では、3月に入って新型コロナウイルスの市中感染がほぼ全土に広がる中、3月21日も一日で4500人を超える感染が確認されていて、中国政府は、影響が長期化しないよう警戒を強めています。
中国の保健当局は、新型コロナウイルスの市中感染が、3月21日、一日で無症状の人も含めて、4594人確認されたと発表しました。
中国では、3月に入ってオミクロン株を中心とした感染がほぼ全土に広がっていて、保健当局によりますと、3月1日から21日までに市中感染した人は、4万1000人を超えるということです。
このうち、最も感染者が多い東北部の吉林省では、1週間以上にわたり厳しい外出制限や企業の生産停止が続いています。
また、上海では、日本人の住む住宅地などが相次いで封鎖されているほか、3月21日からはディズニーランドが当面休園となるなど、各地で感染の封じ込めに向けた対策が強化されています。
しかし、3月21日までの5日間の感染者数は1日あたり4000人前後と、ほぼ横ばいの状態が続いていて、中国政府は、影響が長期化しないよう警戒を強めています。